艤装工とは、図面の確認から始まり、多種多様(4Φ~40Φ)なパイプの取付及び通行装置の取付等、船の航行と居住に必要な部分の工事を行う作業である。
その中でも単にパイプ等の取付だけではなく、取付後のラインテストまたはポンプ等の試運転を行い、最終には海上運転までまさしく初期から引き渡しまで行い、色々な面で重要なポストです。

時には設計および船主などの要望で一度取付けた物の改正工事もあり非常に危なく、時間もかかります.配管改造のために大きな船の中を縦横に駆け巡る、数え切れないほどの配線や配管。管の種類も多種多様で、銅、アルミ、ステンレスなどに分かれています。配管の組み立てを誤り、配管をふさいでしまった事例などが実際にあります。コンピュータ設計により、100%管理されているわけではなく、現場作業員が判断しながら安全な船を仕上げています。

同じ設計の船舶であっても、この艤装のやり方によって、居住性や操船のやりやすさに大きな違いが出てきます。そのため重要な工程となります。