各種クレーンのローピング工事の一例を紹介致します。

ローピング工事とは
現在使われているクレーンのワイヤーロープが摩耗し使用に耐えられなくなった物を新しいワイヤーロープに交換する作業と、新設クレーンのブーム起伏用とフックブロックの巻上げ下げ用のワイヤーロープを入れ込む作業の二通りがあります。
この工事は作業の難易度も高く高所での作業もあるため、熟練された高い技術と豊富な経験、そしてチームワークが必要とされる工事です。
弊社では今まで数多くのワイヤーロープの交換、新設工事に携わってまいりました。

下記にて紹介する1000トン型ゴライアスの交換作業においても地上100mの高さで直径50m/m・長さ622mのワイヤーロープ交換を安全、迅速に完工することができました。

①今回施工したガントリークレーン(揚程95m/スパン165m/吊上能力1000t)です。
造船所の船造りで大型ブロックを搭載するために欠かせないクレーンです。
②地上約100mの高所での足場架設作業 ③フックブロックを地上へ降ろす
④新旧ワイヤーの接続作業 ⑤新ワイヤー巻込作業
⑥旧ワイヤー降し作業 ⑦新ワイヤードラムへのセッティング
  鋼芯ワイヤーφ50mm×622m
⑧新ワイヤー(張力3t)を掛けて
正式巻込み作業
⑨ローピング作業完了