瀬戸大橋現地工事の一例を紹介致します。
この工事は瀬戸大橋の脚(鋼ケーソン)となる部分の補修工事です。
工事内容は潮の満ち引きで鋼ケーソンに生じる腐食を進行させない為に特殊な治具(ドライボックス)を用い、海中を真空にして錆を落とし再塗装を行う工事です。
道路階からラフタークレーンにて資機材を鋼ケーソン上まで降ろし、レールを設置してドライボックスが鋼ケーソンを一周スライドできる様にします。
道路階から鋼ケーソンの玉掛けは橋梁独特の突風に見舞われることもあり、まさに緊張の一瞬です。
天候に左右される現地での作業は予定の変更やトラブルも多数発生しますが、その場で柔軟且つ、的確な判断を行い安全に作業を遂行しております。

瀬戸大橋ケーソン   スライドレール設置作業

ドライボックス設置作業   ドライボックス内作業

海中部錆び取りケレン作業   海中部ピース溶接取付作業